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屋根修理のDIYをやってはいけない7つの理由

建物の中でも雨や風の影響を受けやすい屋根は、台風や地震などによって破損してしまうことがあります。

被害が生じた際には、屋根の専門業者に修理を依頼することが望ましいですが、業者が混みあってなかなか修理に来てくもらえないということも少なくありません。

そのような場合、少しの屋根修理なら自分でやってしまおうと思う方もいらっしゃいますが、屋根に登っての作業は非常に危険です。

このページでは、屋根修理のDIYをやってはいけない7つの理由について説明いたします。

屋根修理のDIYをおすすめできない理由

一般の方が自分で屋根修理をすることはおすすめできません。その理由としては、主に以下の7つが理由として挙げられます。

高所作業の危険


屋根の上に登ってブルーシートを掛けるだけなら自分でもできそうだと思われる方もいらっしゃいますが、2階屋根だと屋根から地面までは6〜7m、1階屋根でも4〜5mもの高さがあり、高所での作業は非常に危険が伴います

さらに、自然災害後の屋根は、雨によって滑りやすくなっていますので転落事故につながる可能性があります。

見極めが困難


屋根から雨漏りが発生して修理をしようとしても、専門的な知識や技術がない場合、そもそも修理が必要な場所を見極めることができません。

仮に雨漏りの箇所が分かったとしても、専門的な知識や技術がなければどのような手順で補修をすれば良いのか判断することも難しいでしょう。

仕上がりのムラ


屋根の修理を行う上で、仕上がりに大きく影響する下地処理では適切な処理が必要です。

下地処理を適切に行えなければ、仕上がりにムラができてしまうだけではなく、補修後すぐに不具合が生じてしまう恐れもあります。

誤った施工


屋根をDIYで修理した場合、適切な方法で施工ができなかったことによって、状況が悪化してしまう恐れもあります。

DIYによる誤った施工で多いのが、雨漏りを止めるために屋根のさまざまな隙間をシーリングで埋めてしまうケースです。瓦などの屋根材には、湿気や雨水を排水するために重なり合う部分に隙間が設けられています。

この隙間を誤ってシーリングで塞いでしまうことで、内部の湿気や雨水が排水できず下地の劣化を早めてしまい、修理費用が本来よりも高額になってしまうということもあります。

適切な材料、道具を選ぶことができない


屋根修理では、施工箇所によって適切な材料や道具を選ばなければいけません。

例えば、釘を抜いた穴などを塞いだり、ビスの頭に塗って錆を防止するシーリング材ひとつをとっても、シリコン系、変成シリコン、ウレタン系、アクリル系や1液型、2液型などの種類があります。

そのため、作業工程ごとに全ての材料を一から揃えるとなれば、想定以上のコストがかかりますし、材料によって使用期限もあるため、期限を過ぎてしまったものは使い切っていなくても破棄しなければいけません。

他の場所の破損


劣化の進んでいる屋根は強度も低下しているため、屋根の上での慣れない作業によって足元を強く踏み込んでしまうことで、屋根材がひび割れてしまう恐れもあります

本来修理が必要ない箇所で踏み割れが起きてしまえば、破損した部分の補修や交換作業が追加で必要となり、修理費用が余計にかかってしまうことになります。

特に、瓦やスレート屋根はデリケートで割れやすいため注意が必要です。

近隣への影響


屋根をDIYで修理する場合、近隣住民の方とのトラブルが起きてしまう可能性もあります。屋根には傾斜があるので、慣れない方が上に登ると歩くだけでも非常に神経を使います。

屋根の上で思ったように身動きが取れずに、屋根の上に運んだ道具を落としてしまったり塗料が飛散することで、近隣の住宅や車などを傷付けてしまえば、弁償などの対応をしなければいけません。

DIYで屋根修理をすることで起こるリスク

火災保険が適用しない


台風や大雪、雹などの自然災害によって屋根が損傷してしまった場合には、ご自身が加入している火災保険を利用できる場合があります。

しかし、DIYで屋根修理を行ってしまった場合、どの部分をどのように修理したのか、修理する必要があったのかといったことを専門的に答えられず、申請に必要な書類を用意することもできなくなってしまいます。

そのため、自分で修理しようと考えている場合は、火災保険が適用されず自己負担が増えてしまうというリスクも考慮しなければいけません

耐久性が確保できない


専門的な知識がないまま屋根修理をしてしまうと、不適切な施工によって建物の耐久性が低下して、状況がさらに深刻化してしまう恐れもあります。

例えば、自分ではしっかりと屋根材の固定ができたと思っていても、実際にはきちんと固定できていなかったというケースも少なくありません。

そのような場合、少し強い風が吹いただけで屋根材が落下してしまう可能性があり、落下した屋根材が人に当たってしまえば、取り返しのつかない事態になってしまいます

転落や転倒


高所での作業は、プロであっても危険が伴う作業で、建設業における労働災害で最も多いのは高所からの墜落・転落なのです。

厚生労働省が公表している「令和5年労働災害発生状況の分析等」では、平成30年から令和5年までの6年間で死亡災害1616人、そのうち653人が墜落・転落でなくなっています。

死傷災害は6年間で89,226人、そのうち29,098人もの方が墜落・転落で死傷しているのです。この数字からも、高所での作業がどれほどリスクの伴う行為かご理解いただけるのではないでしょうか。

雨漏り修理の補修は応急処置までに


屋根修理をDIYで行うことはおすすめできませんが、雨漏りの応急処置程度であればご自身でできるものもあります。

天井から雨漏りしている場合は、バケツの中に新聞紙や雑巾を入れて、雨漏りをしている真下に設置しましょう。さらにバケツの下にブルーシートを敷くと、より室内への被害を抑えられます。

壁や窓周辺から雨漏りしている時は、雑巾やペット用のトイレシーツなどを使って水を吸い取る方法が有効です。また、屋根裏に上がれる場合は、屋根裏にブルーシートを敷くことで部屋へ雨水が侵入するのを防ぐことができます。

ただし、応急処置では雨漏りが改善することはありませんので、応急処置後は速やかにプロの業者に修理を依頼しましょう。

まとめ

屋根修理は、高所作業のため作業には転落事故などのリスクがあり、プロの建設業者が細心の注意を払って作業を行っていたとしても、墜落や転落による死傷災害が毎年発生しているのです。

誤って転落してしまった場合、以前のように体を動かせなくなったり、命を落としてしまう可能性もありますので、ご自身で行うのは応急処置までに止めて、専門の知識と技術を持った専門業者に依頼するようにしましょう。

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